朝日新聞 5面記事
「本のソムリエ」の40冊
渋谷の書店でフェア
'06/10/11

 読書の秋としっても、若者の本離れが言われて久しい。
そんな中、少しでも本に接してほしいと、アマチュアロックバンドのリーダーが
「本のソムリエ」として選んだ本のフェアが、渋谷センター街の書店で開かれている。
意気込みはずばり「読書文化祭にしたい!」。
 ソムリエはロックバンド「一里塚華劇団」のボーカル兼ギターの「団長」。
 出身の国分寺を中心に活動を始め、韓国で00年、日本語の歌詞による単独ライブを実現。
現在は年に数回、都内を中心に公演している。
 団長はバンド活動のかたわら年間千冊以上の読書量を誇り、出版業界紙などで連載コラムを持つ無類の本好きだ。
 読書フェアを開いているのは、渋谷センター街の入り口にある「大盛堂書店」。人気コミック「NANA」の最新刊を
発売初日に約千冊売り上げるなど、若い人が多く立ち寄る書店だ。
 そこで団長が選んだのは約40冊。絵本からエッセー、小説と幅広い。
 元大リーガーの長谷川滋利さんが書いた「自分管理術」(幻冬舎文庫)などビジネスマン向けの本も多く、
「人生に悩んでいる人、何かを始めてみたい人、というふうに具体的なタイプを想定して選んだ」と団長。1冊ごとに解説をつけた。
 大盛堂書店の「秋の読書フェア」は15日まで。期間中にはフェアで並ぶ本の著者のサイン会や団長とのトークショーなど
イベントも盛りだくさんだ。問い合わせは、同店 (03・5784・4900)へ。
 イベント情報は同店のホームページ (http://www.taiseido.co.jp)に詳しい。

【写真説明】書店が入るビルに設置されている大型スクリーンでは、団長自ら読書フェアの
        宣伝をしている=渋谷駅前で


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