パチスロ必勝ガイドNEO 連載コラム
 本のソムリエ団長のお宝雑誌編集部探訪
      今月の編集部:
    月刊『とれいん』(エリエイ出版)
'07/12

  やってきたのは東京西部の閑静な住宅地。編集部訪問の前に、月刊『とれいん』の南口編集長のご自宅に立ち寄ることになりました。なぜなら、そこに“夢”があるからです! 一見すると、普通の一戸建てにしか見えない邸宅の中は、まるで鉄道模型博物館! 海外のものを中心に数多くの鉄道模型がズラリと並び、模型作り専用の作業場もあります。なんだか“鉄道模型のための家”のように思えてなりませんが、実際そのようにリフォームしたとのこと。ご家族の心中はといいますと、「これで食べてますんで、カミさんの理解も得られています。ただ、高い模型を買う時はナイショですが(笑)」と南口編集長。さっそく模型を間近で見てみると、その精巧な作りに感動! 写真もいいですが、やっぱり実際に見ると違います。これはスゴイ!とお邪魔早々に興奮状態(笑)。
  「でも、ここにあるのは一部ですよ。1000両以上持ってますので、他に収納庫も借りています」との編集長の言葉に一同仰天。え、1000両? 1つでも相当高そうなのに…ということで、鉄道模型の値段相場をズバリ聞いてみました。「実は、金額にふれるのは業界ではよくないことだとされているんですが・・・」と言われてヒヤリとしましたが、「でも、私はいいことだと思います」との編集長の言葉に一安心。「もちろんピンキリですが、いわゆるNゲージのプラ製モデルなら数百円から、真鍮性のHOゲージなどですと、百万円を超えるものもあります」とのこと。ちなみに、このHOゲージとは、国際的には縮尺87分の1、軌間(線路の幅)16.5mmのものを指し、欧米では主流とのこと。なじみの深いNゲージは軌間9mmで、NゲージのNの由来の1つは、9=nineのNからきているそうです。なるほど〜! 何も知らない我ら鉄道模型ド素人軍団は、編集長の説明に目からウロコの連続。
  「最近コンピュータや携帯が普及して、ボタン押すとそれでOKみたいな文化が普通になりつつあるように思います。でも、日本は技術立国で大きくなったんだから、趣味として“職人”になるということも大切ではないでしょうか。時間も手間もしっかりかけて楽しむ、そういうことが今の日本に欠けてきているように感じます」と語る編集長の目は真剣そのもの。鉄道模型の一番の魅力を「鉄道ファンの間では、鉄道という自分で所有できないものを身近に持てる、という点が一般的ですが、私は小さい鉄道模型が実物よりも好きなんです。実物を見た時も“あ、模型と同じだ”という感覚で(笑)、模型づくりは子どもの頃からの憧れなんです。欲しくても手に入れられなかったですから」と語る編集長の想いは尽きることがありません。
  そんな編集長の熱い想いが詰まった、名実ともに充実した月刊『とれいん』をぜひ手にとってみてください。新たな趣味が、夢が始まるかもしれませんよ!
  さて、次回の探訪はどこに!?


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