パチスロ必勝ガイドNEO 連載コラム
 本のソムリエ団長のお宝雑誌編集部探訪
      今月の編集部:
    『Coffee Break』(全日本コーヒー協会)
'08/01

  いきなり質問です。コーヒーは日本で年間に1人あたり何杯くらい飲まれているでしょうか? 10杯、20杯? いえ、違います。答えは、なんと、340杯! 1日に約1杯飲まれている勘定です。コーヒーを全く飲まない方もいるわけですから、これは驚異的な数字ですよね〜。全日本コーヒー協会の西野専務も「日本というのは嗜好品好きな国だと思います。お茶も紅茶もコーヒーも何でも飲みますし、しかも年々消費量は増えています。コーヒー豆の消費に関しても、協会発足時の80年には年間に約15万トンだったのが、今や約45万トン。27年の間に3倍に増えました」と驚き(喜び?)を隠せない様子。こちらも聞いてるそばから、ビックリの連続です!
 では一体なぜそんなに急速にコーヒーか飲まれるようになったのでしょうか? 実に不思議ですが、『コーヒーブレイク』の編集を担当する川崎さんは次のように分析しています。「一番はレギュラーコーヒーの普及だと思います。家庭でドリップして飲む、ということが、ライフスタイルの1つとして生活に溶け込んだのが大きいです。それと缶コーヒーの登場も見逃せません。実はコーヒーを缶入り飲料として飲む方法は、日本独自のものなんです。缶コーヒーの普及でいつでも手軽に飲めるようになりましたね」とのこと。なるほど〜と感心していると、「アメリカでは最近ようやく缶コーヒーが出てきたようですよ」と西野専務。え〜! 缶コーヒーって、どこでも普通にあるものだと完全に思い込んでいました。驚きの連続で、トリビアどころの騒ぎではありません(笑)
 コーヒーネタで大盛り上がりしたところで、お待ちかねの『コーヒーブレイク』の話題です! 創刊から26年、業界情報誌、コーヒー専門誌として“コ−ヒーの今”を伝えています。親しみやすさの中に知的好奇心をかきたてられる洗練された内容に目を奪われます。たとえば、巻頭特集は、ヨーロッパの文学カフェをテーマに、写真家・エッセイストとして人気の南川三治朗氏がコーヒーに縁のある都市のカフェを訪問。美しい写真と深みのある文章で、ちょっとした旅気分も味わえます。また“名曲の中のコーヒー”“コーヒーと健康”といった、つい読んでみたくなるコラムも充実。
  「一時期、コーヒーは体によくない、という風評が立ったことももありましたが、元々は薬として飲まれていたものです。最近では、結腸ガンや糖尿病に効果が見られる、との報告もあります。そうした最新の分析も含め、コーヒーを愛する人たちがうんちくを語りたくなるような、そんな誌面にしていきたいです」と川崎さん。コーヒー好きな方はもちろん、誰が読んでも楽しめる、おしゃれな雑誌です。既に僕がうんちくを語りたくてたまらなくなっております(笑)。一見の価値大ですよ!
  さて、次回の探訪はどこに!?


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